Piece of ~ <vol.14>

女性としての「~のかけら」を徒然なるままに・・・。

先日TVの放送で『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』というアニメを観ました。
本来私は、裁判ものとか医療ものの映画やドラマが好きなのでアニメは観ません。漫画も読みません。
・・・が、たまたま放送された1回目を観て感動し、続く2回目の放送も観てしまったわけです。

<あらすじ>
孤児として生まれ戦争中に拾われ、幼い頃から兵士として戦い、
人の感情がわからないまま育った主人公ヴァイオレットが、
戦争が終わった後、手紙を代筆する ”自動手記人形” としての仕事を通じて
人の心と触れ合い、成長していく物語。

メインテーマは、主人公のヴァイオレットが、人の心と触れ合い成長する過程を描いたものなのですが
私はむしろ、”自動手記人形”という仕事の設定に、感動してしまったのでした。

いわゆる手紙代筆屋なのですが、代筆を依頼する理由はいろいろあって
「字が書けない」という理由も当然ながら、「どんな言葉にしたらいいのかわからない」
「本当の気持ちを伝えたいけど、素直になれない」「自分がいなくなった後も、想いを届けたい」・・・
そんな心に寄り添い、深い想いを引き出し、文字にして伝える仕事。
なんだか遺言書のようだと思いました。やっぱり、伝えたいことはちゃんと伝えないとだめなんだと。

行政書士は、その昔 ”代書屋” と言われていたようです。
他士業と違って、代わりに書類を書くだけと揶揄されることもあったと聞きます。
でも、私がなりたい行政書士とは、単なる代書で終わらず、
”書く” という作業の中に依頼者の境遇や環境、気持ち、要望を酌みいれて文字を起こす専門家であれ!!
常日頃そう考えています。
「私がなりたいのは、こういう行政書士なの!」と、見終えて家族に宣言したほど共感してしまいました。

遺言書も、遺産分割協議書も、民事信託契約書も、
書けさえすればいい、用を足せればいいと思われているかもしれません。
ですが私は、依頼者の今と将来を慮り、書面の中の一文にも、助詞の一文字にも、
渾身の想いを込めて文字を起こしています。
そんな気持ちがいつか、皆様に伝わればいいな・・・と思ったりして。