Piece of ~ <vol.8>

女性としての「~のかけら」を徒然なるままに・・・。

今日は、女性が「資格」を持つことについて、考察してみます。
あくまで、私の経験からくる個人的な見解ですので、その点ご承知おき下さい。

自分自身をレベルアップするために「資格を取ろう」と考えるのはよくあることです。私もそうでした。

何かの資格の勉強をすることで、自分自身の能力が上がる。
取得した資格を履歴書に連ねれば、就活でメリットがある。
資格があれば、無い人よりも給与が高く、職場内で認められる。
職場で活躍すれば、自分は、価値ある存在になれる。

私はそんなことを考えて、子育てで外に出られない時期に、いくつかの資格を取りました。
学生時代と違って、自分から好き好んで始めた勉強です。年齢と共に低下している記憶力に鞭打ちながら、それでも諦めず続けていくと、次第に理解できるようになり、自分が勉強脳になっていく過程が実感でき、それが学ぶことの楽しさでもありました。そして、その結果手にした合格証(資格)は、努力と誇らしさの象徴でした。
でも、「資格」を取ってそれを履歴書に並べても、現実は大して変わりませんでした。

女性であること、主婦であること、子供がいること、転妻であること・・・・。
個人としての条件や状況を包括するほどには、「資格」は免罪符にはならなかったのです。

現在私は、行政書士の資格を取得し、独立して、自分のオフィスを開設していますが、事業主となった立場において、国家資格は非常に有益だと感じています。
なぜなら、私が何者であるかはこの資格が示してくれて、かつ行政書士という国家資格の認知が、私個人としての存在や信用を担保してくれるからです。

私という人間が、一体何者で何をしているのか、信用してもいい人物なのか、怪しい人物ではないか・・。
これまでなら、時間をかけて、言葉と行動を尽くして、やっと理解してもらえたことが、「行政書士の加賀谷です」の一言でショートカットできるからです。

私も同様でしたが、専業主婦だったり転妻だったりする女性は、家庭の中に居場所があるので、肩書がありません。社会的なカテゴリーに属していないからです。そのため、家庭の外で認識してもらうのは容易なことではありません。
だから、そういう身の上だからこそ、「資格」の効力を利用すべきだと思います。

PC作業で、結果行き着く画面が同じでも、ショートカットキーで即座に目的の画面に入れれば、作業の効率が上がりますよね。それと同じ。
家族に費やしてきた人生の途中の時間を、「資格」というショートカットキーでポン!と飛び越えてしまえばいいんだ!って。

ただ、資格を持つだけ(取っただけ)ではショートカットキーの威力を最大限生かすことはできないかもしれません。つまり、資格を使って仕事すること、その仕事において資格を名乗れることが前提ですから、どんな資格を選ぶかが重要になってきます。
自分にとって現実的で実現性のあるジャンルの中から、好きそうなものを選んでみてください。
因みに、私の場合、中学生くらいから、裁判とか法律ものの映画やドラマが好きだったんですよね(笑)。
だから、税理士ではなく、行政書士だったのかもしれません。興味を引かれるジャンルだったからこそ、最終的に辿り着いたのかもしれないなぁと思ったりもしています。

資格は、勉強するだけでは自己満足でしかありません。
苦労して手にした肩書を、ショートカットキーとして賢く利用する時に威力を発揮します。
これから、ご自身のキャリアのために資格の取得を考えているのなら、自分自身にこう聞いてみてください。

「自分は、その資格で独立することを考えられるか?」
その答えがイメージできる資格を選ぶといいんじゃないかな、と思うわけです。