女性としての「~のかけら」を徒然なるままに・・・。
前回に続き、ピアノの話。
やっとクラビノーバ(ヤマハの電子ピアノ)を処分することにしました。
これはもう10年以上前に、九州に赴任していた時に買ったものです。
まだ子供が小さかったので、当時私は専業主婦。
見知らぬ土地で友達もなく、家族が帰ってくるのを待つだけの毎日。
気を紛らわそうと、電子ピアノを買ってもらいました。

ピアノは好きで、子供の頃から弾いていました。
幼稚園のオルガン教室で音符の読み方から習ったのが始まりでしたが、卒園後その先生のもとへピアノを習いに通い始めました。でも、折角誘っていただいたにも関わらず、あまり上達はしませんでしたね。
理由は2つ。
・その当時、家にはオルガンはあったけれどピアノはなかった。
・先生のご自宅が私の家からはとても遠かったので、レッスンだけで日曜日が潰れてしまった。
私が小学生の頃は、土曜日も学校があったので、お休みは日曜日だけでした。
そのため、唯一のお休みがピアノのレッスンで潰れ、友達と遊ぶこともできず、遠くの町までの往復は小さな子供には体力的にもしんどく、当然ながら宿題も夜やる羽目になっていました。
そのせいでピアノのレッスンは長続きしなかったのですが、その後祖父からピアノをプレゼントされたのです。
習っている時に買ってもらえてたらよかったのに・・・と恨み節入ったこともありますが
我が家は裕福な家庭ではなかったので仕方なかったのだと、自分が親になってから思いました。
きっと母は、まだピアノを習っているうちから、なんとか買ってやりたいと思っていたのでしょう。
ただ、それが実現したのがタイミング悪く辞めた後だったということ。
だったらまた再開すればよかったじゃないか⁉と思いますが、2つ目の理由がそれを阻んでしまった。
子供の私には、そのピアノにどんな思いが込められていたかを理解することはできず、今となっては悔いるしかありません。
せっかく買ったクラビノーバですが、仕事復帰してからはそうそう弾くこともなくなり、いつしか大きな置物と化しておりました。
それでも、また弾くから・・・きっと弾くから・・・と、手放すには踏ん切りがつかず今日まできてしまっていたのです。
業者がくるまでの間、久しぶりにピアノに向かいました。
子供の頃も、大人になった今も、ピアノは特別なもの。
古くなっても、使わなくなっても、簡単に手放せない物ってあります。
そういう物を処分するというのは、「捨てる」行為ではなく「思い起こす」きっかけなのかもしれませんね。
