Piece of ~ <vol.16>

女性としての「~のかけら」を徒然なるままに・・・。

とある日曜日、市内の公共施設に出かけました。
JRの駅前から路線バスで30分ほど、始発から終点まで。
日曜の車内は空いていて、座席からぼんやりと外の景色を眺めていました。
”こういうひとり時間、なんだか久しぶりだなぁ”
ふと、ノスタルジックな気分になりました。

以前の職場で担当していた企業の中にも
最寄り駅から更にバスを乗り継いで行く企業がありました。
初めての路線のバスに乗る時は、目的の停留所で降り損ねないように、
雑踏の中で車内アナウンスを聞き洩らさないように、
気が気ではなくて、ものすごく緊張していたものです。

路線バスは、電車のように数分後に次が来てくれるわけではありません。
下手をすると、時間帯によっては30分待ちだったりします。
1社目に遅れると、時間が押して2社目の訪問にも影響するので
そうなると、昼食抜き休憩抜きで、次の企業のアポ時間に間に合わせることになります。

その路線に慣れた後も、電車遅延などで遅れてしまうことは時々ありました。
監査作業だけをこなして、それ以外は端折ってしまえばいいのでしょうが
有難いことに、月に1度の私の訪問を楽しみに待ちかねて下さっていたので
その気持ちを思うと、社長や会計担当者との雑談も
適当に切り上げることはできませんでした。

そうして昼食抜きで訪問した2社目の監査の途中で・・・”ぐぐぐぅ~~~” 

笑いながら缶コーヒーとお煎餅を出してくれた社長。
「ご飯はちゃんと食べないと」と言って、おにぎりを握ってきてくれた社長。

30分足らずのひとり時間・・・
当時の優しい顔が浮かんできて、温かい気持ちになりました。
どうしてるかな?元気かな?
今でもこんな温かい気持ちにしてくれるあの出会いに感謝です。

コロナのせいで、人と人の付き合いが様変わりしてしまったけれど
コロナが落ち着いたら、また誰かに会える日常になるのかな?
もう少し、あともう少し、頑張ろう。