女性としての「~のかけら」を徒然なるままに・・・。
今日は、かなり時間をさかのぼります。
今でこそ、女性も男性同様に輝ける時代と言われ、女性の力が期待されていますが
性差による男女の役割的な固定観念というか、慣習というか、そういうものを考えた時
私はいつも、小学5年生か6年生の頃の、ある一件を思い出します。
まだ、小学校の名簿が男女別だった時代です。
毎年新学期になると、新しいクラスでは、まず最初に学級委員を決めました。
当時は、5年生頃から、暗黙のうちに、学級委員長は男子で副委員長は女子という風になってきていて、
多分に漏れず私も「副委員長」になったのです。
そして、その時の「学級委員長」には、当時とても人気のあった男子が選ばれました。
ある一件とは何か?
その人気者の学級委員長が、定例の学級会の前になると、個人的に私の家に電話してきて(当時クラス名簿が普通に配布されていたので)、次の学級会の台本を作っておくようにと命じられるようになったのです。
本来それは委員長がやるべき仕事でしたが、黙って請け負っていました。
でもですね・・・ある時 ”これって変じゃない!?”って思ったのです。
一緒に協力し合うのではなくて、一方的に命じられて、陰で本人に代わって仕事する。それも秘密裏に。
子供ながらに納得いかなくて、(普段はおとなしい性格なのですが)その時ばかりはその男子に抗議してしまったのです。で、喧嘩。
決して口数が多いわけではない私が、そこまで自己主張をしたのは、事件とも言えるほど珍しいことでした。
当時の私が、副委員長の職務を理解していたかどうかは定かではありません。
本当は、首長を補佐する黒子役が副長の役目で、だとすれば首長が副長を好きに使うのは
身勝手なことではなかったのかもしれません。
ただ、首長は男子で、副長は女子で・・・
それが前提になっている中での、違和感とか、理不尽さとか、腹立たしさとか・・・
当時は自分でも、どうしてそんなことを思ったのかわからなかったくらいで、
当然のことながら、友達や親にも理解してもらえませんでした。
女は男をたてて、陰で支えるのが役目でしょと。それが当たり前の風潮だったから。
あれからずっと、”これって変じゃない!?”という声が湧いてきた感覚が消えず、
何十年もたった今頃になって、やっと腑に落ちました。
あ~私の方が、時代より、ん十年か早かったということか・・・って。(笑)

私は地方の出身なのですが、大学受験の時、親は「不合格」になることを望んでいました。
大学に落ちて、家業の経理をさせたいと目論んでいたからです。
その理由は、周りからの風当たりが強かったからだと、だいぶ後になって母から聞かされました。
「○○の娘は、女のくせに、短大でなく普通の大学に行くらしい。女が大学に行くなんて!」と、
相当非難されていたそうです。
「合格おめでとう」と、親や親戚から言われた記憶がなかったのも納得です。
受験はさせてやり、失敗して諦めて家に戻れば、おとなしく家業の手伝いをするだろう。
そして、いずれこの辺の人と結婚すれば、世間にとやかく言われなくて済むと。そういう胸算用だったわけです。
女に学問は必要ない。女に勉強は必要ない。女は器量良しが一番。
地元の短大入って、信用金庫や銀行に3年くらい勤めて、結婚退職して、専業主婦になって、
子供産んで、立派に子供を育てる。それがゴールデンコース。
今じゃ信じられないでしょう?
でも、都会と田舎の違いもあるでしょうけれど、そう言われていたのはホントの話です。

知らなかったことを知りたいと思うこと。
知りたいと思ったことを学ぶこと。
学んだことを何かに生かすこと。
女性も男性も、地方の人も都会の人も、裕福な人もそうでない人も、同じに持ってる可能性です。
その可能性、黙って置いといたらもったいないと思いませんか?
